地球上の生命に関する不思議や、病気の原因や治療方法の開発、生命科学と人間社会の関わりなど、東京大学では多種多様な分野の研究と教育を進めています。
実行委員長からのご挨拶
東京大学生命科学シンポジウムは、東京大学で生命科学に携わる全ての研究者および学生の情報交換ならびに親睦を深める場を提供することを目的として毎年開催されています。
第17回目となります平成29年度は、4月15日(土)に安田講堂と山上会館(本郷キャンパス)において開催する運びとなりました。学部学生や大学院生のみならず多様な研究者層にアピールし、より一層、研究交流にご活用いただけるシンポジウムを目指して、「東京大学の生命科学研究の多様性とその発展性」という副題の下で開催致します。
平成28年度は東京大学とも縁深い大隅良典博士がノーベル生理学賞・医学賞を受賞されるという、大変嬉しいニュースがありました。大隅先生が、国民に対して繰り返し、学術の発展における基礎研究の重要性を強調して下さったことも、本学の生命科学に携わる研究者にとっては大変有り難いことであったと感じています。
昨年度、実行委員長を務められた多羽田哲也先生(分子細胞生物学研究所教授)もご指摘の通り、昨今の生命科学における技術革新は1分子計測や細胞活動のライブイメージング、光遺伝学や「非モデル生物」での遺伝子編集技術など、様々な分野に及び、これまでは取り組むことも困難であった生命科学の本質的な研究課題への挑戦を可能にしつつあります。東京大学では従来、基礎から応用まで幅広い分野で、時代を切り拓く生命科学の研究課題が、研究者自身の創意により実施され、発展してきました。東京大学の生命科学はこうした昨今の技術改革の潮流を押し進めることで、さらに多様な方向へ発展するものと期待されます。参加者の皆様には是非、この機会を捉えて「東京大学の生命科学の多様性とその発展性」を実感(再認識)していただければと存じます。
若手研究者と身近に懇談できるポスター発表やシンポジウム終了後の懇談会(無料)もあります。是非、奮ってご参加下さい。最後になりましたが、本シンポジウムに協賛して下さる企業・団体関係者の皆様のご理解とご支援に衷心より御礼を申し上げます。誠に有り難うございました
実行委員長 久保健雄 教授
実行委員長 久保健雄 教授
東京大学大学院
理学系研究科
生物科学専攻
第17回 東京大学シンポジウム 実行委員会
実行委員長 久保 健雄 教授(東京大学大学院理学系研究科)
実行副委員長 國友 博文 准教授(東京大学大学院理学系研究科)
実行委員 吉田 奈摘 特任助教(東京大学生命科学ネットワーク)
近藤 侑貴 助教(東京大学大学院理学系研究科)
西増 弘志 助教(東京大学大学院理学系研究科)
2017 BIO UT
ポスター(1P)
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